平面波スピーカー
Made by Dream
可聴エリアは自由自在。
クリアな音が小音量で遠くまで届く。
海の波のように
まっすぐ進む音
一般的なスピーカーは音が音源から上下左右に広がるのに対し、『平面波スピーカー』は一定の方向にまっすぐ進みます。
周りの波と干渉せずに、どこか遠くの岸にたどり着くまで、その形を崩さず保ち続ける、まさに”海の波”のような音波です。
グランメッセ熊本コンベンションシステム
Feature 1
可聴エリアを自在にコントロール
平面波スピーカーの音は上下左右に拡散されることなく直進します。進行方向以外には音が聞こえにくいため、狙ったエリアだけに音を届けることが可能です。
『複数の講演会を同一の展示ホールの中で開催』といったことも、平面波スピーカーであれば各会場で音が混ざり合うことなく開催することができます。
Feature 2
小音量で遠くまで音が届く
平面波スピーカーは音源から離れても、音のエネルギーが減衰しにくいという特徴があります。
そのため、広い空間で遠くまで音を聞かせたい場合でも、球面波スピーカーのように大きな音量を出す必要がありません。
スピーカーの目の前で聞いてもうるさくなく、遠くまで明瞭な音を届けることができます。
特に、屋外使用の際に一般のスピーカーとの差が顕著に現れます。
小さな音量でも、前方から後方まで均一にクリアに聞こえる。
・平面波スピーカー
・球面波スピーカー
後方に合わせて大音量にすると前方がうるさく、音の明瞭さもスピーカーとの距離が離れるに従って低下する。
平面波は耳に直接音が届きやすい
まるで原音を直接聞いているように感じられる
自然音
楽器演奏
人の声
Feature 3
音がはっきりクリアに聞こえる
平面波スピーカーは直接音がストレートに鼓膜を刺激するため、非常に明瞭にクリアに聞こえます。また、高音域の再生能力が高いことから、アナウンス等の人の声が聞き取りやすいのも大きな特徴です。
音の立ち上がりは従来のコーン型に比べて10倍の早さを誇り、特異な原音再生力の高さも相まって、クラシックコンサート・自然音による音響演出などで別次元の臨場感を演出します。
Feature 4
ハウリングに強い
ハウリングはマイク・スピーカー・アンプ間で音がループすることで起こる現象です。平面波の音は指向性を持つためマイクが音を拾いにくく、音のループが発生しにくいことからハウリングに強いスピーカーと言えます。
適切な音量で平面波スピーカーを使用すれば、ハウリングはまず発生しません。
マイクを持つ人がハウリングを防ぐために、自分とスピーカーの位置を常に気にする必要はありません。
「キーン」という不快な音でイベントの進行を妨げられる心配がいらないことは、非常に大きなメリットです。
【 ハウリングが起こる原理 】
日米特許取得
指向性制御システム(マルチビームステアリング)
▲次世代型拡声システム「JustHit」 マルチセルブロック32個
同一空間で複数の異なるチャンネルを複数のエリアへ伝達できる。
次世代型拡声システム「JustHit」は、生成した平面波を弊社独自のアルゴリズムでレベル及びフェイズ・テーパーリングをコントロールすることで、マルチビームステアリング(複数指向性制御)が可能です。
一基の JustHit スピーカーシステムから、同時に複数のチャンネルをほとんど相互干渉なく再生するこ とができます。
一つの空間(屋内・屋外を問わず)を複数のエリアに分けてチャンネルの分散パターン を作成、各エリアに対し各チャンネルの明瞭な可聴環境を提供できます。これにより、複数言語のアナウンスを同時に届けることが可能です。
部屋の中の特定の点でエネルギーを「集中」させることも できます。例えば特定ポイント(ゲートへの入り口など)を焦点とし、特定のメッセージまたはサウンドトラックをターゲットにピンポイントで届けることが可能です。
マルチビームステアリング
一つの空間をエリア分け
(複数言語アナウンス等)
特定のポイントに届ける
高い指向性
高い明瞭度
高い遠達性
水や熱に対する高い耐久性
高いハウリング耐性
高い原音再生力
活用シーン
平面波スピーカーはその特異な性質を活かし社会の様々な場面で活用されています。
その他の実用・導入事例
20年の歳月をかけて進化してきた
ドリームの平面波スピーカー
音の問題は社会のありとあらゆる場面で見られます。
例えば周囲への音漏れやそれに伴うクレームの問題。他にも聴力の低下や環境的要因による音の聞こえにくさを発端に、様々なストレスを抱えたり、トラブルが起きることも多くあります。音の問題は非常にセンシティブで、些細なことでも人々のQOLを著しく下げてしまいます。
ドリームは20年以上前から、このような音の困りごとを解決できる次世代の音響機器・平面波スピーカーに着目し、「耳に優しく言葉が聞き取りやすい平面波スピーカー」の研究開発に取り組んできました。
様々な環境下で現場に合わせたプラン立てをし、実践と改良を重ね、進化を続けてきたドリームの平面波スピーカーは、渋谷センター街を含む大型街頭ビジョン・お寺や教会・教育機関・商業施設など、日常誰もが触れる機会のある場所に多数導入されてきました。
大型平面波スピーカー1号機
箱根富士屋ホテルにて視聴発表会
(2005年)
コンベンションシステム
またコンベンションシステム・学術学会・展示会などのビジネス分野、コンサート・ドーム球場イベント・数千人規模の屋外朗読劇など、エンタメ分野でも多数実用されています。
一般的にはあまり存在を知られていない平面波スピーカーですが、実はすでに多方面で使用され、私たちの生活に溶け込んでいるのです。
音は、その音を必要とする人にだけ聞こえる(聞き取れる)ことが大切。必要な人に届かなかったり、不要な人に聞こえてしまった時にトラブルに繋がります。
ドリームの平面波スピーカーは従来の球面波スピーカーとは真逆の性質を活かし、社会が抱える多くの音の問題を解決します。
馬車道耳鼻咽喉科クリニック
院長 木村至信
耳鼻咽喉科医学博士
難聴遺伝子研究のためアメリカに留学
20年以上で延べ1万人以上の耳を診察
現役の耳鼻咽喉科医師であり歌手としても活躍中(日本コロンビア(株)よりメジャーデビュー)
「言葉を伝えるスピーカー」として最適な選択肢の一つ
耳鼻咽喉科医師として20年以上に渡り、日々聞こえに不安のある患者さんと接していますが、多くの方が
「音を大きくしても、うるさいだけ」
「音はわかるが、言葉はわからない」
「大きな音は疲れるし、耳鳴りがする」
などを訴えてらっしゃいます。
難聴は他人にはわからず、自分だけの辛さですから、聞こえないのに聞こえる振りをしている方も少なくありません。難聴により認知症の悪化や抑うつ傾向で他人とのコミュニケーションを避けるようになる方もいらっしゃいます。
平面波スピーカーは不必要に大きな音量がいらないため、補聴器をしている人の耳にも優しく、聞こえの神経を疲れさせたり、痛める心配もありません。
スピーカーを使って言葉を聞き取りやすくしたいのであれば、最適な選択肢の一つだと思います。
音の"やりたい"を実現します
1. 特定のエリアにだけ音を届けたい
・複数の講演会を同一の展示ホールの中で開催したい
・美術館で作品の前に立つ人にだけ解説を流したい
・災害等が起きた際に客席のエリアごとに異なる非常口に誘導したい
・店舗の目の前だけ広告音が聞こえるようにしたい
・テレビ局スタジオでモニタースピーカーとして各出演者に音を届けたい
2. スピーカーの音漏れを防ぎたい
・隣の部屋への音漏れを防ぎたい
・上下階への振動/音漏れを防ぎたい
・商業施設のイベント開催時にテナントに音漏れしないようにしたい
・保育園、学校、公園など敷地内にだけ音声を聞こえるようにしたい
・病院の大部屋でテレビの音が隣人に漏れず本人だけに聞こえるようにしたい
3. 雑踏音にかき消されずに音声を届けたい
・屋外ビジョンの広告音を狙った場所に届けたい
・路面店の店頭で音響広告を流したい
・人通りの多い場所でイベントをやりたい
4. 高齢者も聞き取りやすい環境にしたい
・お寺の檀家さまに聞こえやすい環境を作りたい
・補聴器をつけていても使えるスピーカーが欲しい
・介護施設(病院)の大部屋で高齢者が小音量でテレビを観れるようにしたい
5. 原音に限りなく近づけたい
・鳥のさえずり、川のせせらぎ音をまるで生音を聞いているように感じさせたい
・ボーカルの伸びやかな歌声の余韻を表現したい
・アコースティックギター、クラシックコンサートなど楽器の繊細な心地よさを表現したい
・英会話の細かいイントネーションを再生したい
6. 個人情報を漏らしたくない
・病院の受付、診察室、薬局等で患者の個人情報が付近の人に漏れないようにしたい
7. 反響音が大きい場所で明瞭な音を再生したい
・小中学校の体育館、大学の講堂などでマイク音声が反響しすぎて言葉が聞き取れないのを改善したい
・吹き抜けなど天井が高い場所で、特定エリアにだけに音を流したい
8. 水や湿気のある場所で使いたい
・プールサイド、海水浴場でアナウンス
・銭湯などの入浴施設で管内放送
・水を使用したリラクゼーション施設でBGM
・水を使用したアート作品
9. ハウリングを気にせず使いたい
・スピーカーの前でもマイクのボリューム気にせず持てるようにしたい
・話者が動き回ってもハウリングしないようにしたい
・ハウリングを気にして設置位置を悩みたくない
10. 注意喚起音声
・近隣へ音漏れせずに走行中の車に注意喚起音声を届けたい
・崖/ダム/吊り橋等での飛び降り抑止、落下注意の呼びかけをしたい
・夜間でも近隣に迷惑がかからないように横断歩道の誘導音を流したい
11. 複数の音声を同時に流したい
・災害時の避難誘導で複数エリアに異なる音声を流し別々の非常口へ誘導したい
・国際的なイベントで多言語同時アナウンスを流したい
12. 指向性制御技術を使った音響演出をしたい
・プロジェクションマッピングやインタラクティブな効果と合わせた没入感の高い参加型のコンテンツ作り
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